安寧の遅

なんでも。本・漫画についてが多いです。

#38『独立記念日』原田マハ

いやぁ、最後に投稿してからかなりの日付が経っておりました。 お久しぶりです。 おそらく何度と繰り返してきたであろう「お久しぶりです」、これからも気長に永遠とつづくのだろうなぁ。本当は何度か投稿しようとしましたが、お金になるわけでもないし、何…

#37『いつか響く足音』柴田よしき

お久しぶりです。 毎日憂鬱な日々を送っております。現実を好転させるのは難しいですね。 それはさておき、いやそんなときこそ物語の世界に浸り込みたい。頼りたい。助けてほしい。 ということで最近読んだ本の感想を。 『いつか響く足音』柴田よしき 舞台は…

#36『光の帝国 常野物語』恩田陸

『光の帝国 常野物語』恩田陸 読み終わりました。 東北地方に行く予定があったので、関係あるものを現地で読めればと思い購入。無事帰ってきました。 おもしろかったです。 光の帝国 常野物語 (集英社文庫) 作者:恩田 陸 集英社 Amazon 短編集ですが、つなが…

#35『スワン』呉勝浩

『スワン』 呉勝浩 ショッピングモールで起こった殺人事件。 生き残った人々の内、5名が集められる。 あの時、あの場所で何が起きたのか、語られる内容は真実か偽りか。 センセーショナルな事件が起きたとき、私たちはどう行動するのか。 考えさせられました…

#33『歩道橋シネマ』恩田陸

『歩道橋シネマ』恩田陸 新潮文庫 読みました。 最近は本を読むことがめっきり少なくなっていました。 眼が文字を捉えることができない。 それでも、脳に物語を取り入れたくて、時折、ながら読みをしながらも読み終わりました。 本書はいろんな短編をかき集…

#32『チョコレートコスモス』恩田陸

久々に本を読みました。 一番近くの本屋に行ったところ、お店の改修に伴い閉店してしまうそうです。 悲しい。 そんな折に買いました。 『チョコレートコスモス』 恩田陸 角川文庫 久々の恩田陸さん。何となくあらすじが気になり手に取りました。 ほんの少し…

#30『Iの悲劇』米澤穂信 ~最近読んだ本~

『Iの悲劇』米澤穂信 文春文庫 読み終わりました。ちょこっと感想を。 <内容> 住んでいた人々が皆いなくなり、住む人がいなくなった集落が舞台。 村を復活させようと、Iターン(もともと都市部に住んでいた人が地方に移住し定職に就くこと)で定住をはかる…

#29『少女には向かない職業』 桜庭一樹

『少女には向かない職業』桜庭一樹(東京創元社) 年の瀬ですね、、、。まだ2022年にいたい! 最近、アルバイトで早朝から出勤することがあるんですが、おそろしく眠たい。 真っ暗ななか自転車をこぎ、今日はどんな恐ろしいことが待ち受けるのかとびくびくし…

#28『ピカソになれない私たち』一色さゆり 最近読んだ本

『ピカソになれない私たち』一色さゆり 幻冬舎文庫 読みました。 美大生4人が主な登場人物。 この4人それぞれの視点で物語が進むんですが、読者的にはここで芸術の疑似体験ができる。知らない世界を知ったようになれて興味深い反面、芸術の世界はとても苦し…

#27『ダレン・シャン』 小学生のときに読んでおもしろかった本

ついに12月になってしまいました。 いよいよ冬に突入、そして師走ということを実感しながら気づいたら年明け、なんて毎日になりそうです。 そして今日は、いや明日の早朝、ワールドカップ日本戦ですね。 結果はさておき、楽しみです! 前後脈絡はありません…

#25『ぼくが死んだ日』 キャンデス・フレミング

おひさしぶりです! 随分ご無沙汰しておりました。 特に何があった訳でもありませんが、読書は滞ってました。 ふへー。 1カ月で読んだ本はたったの1冊です。 『ぼくが死んだ日』キャンデス・フレミング 創元推理文庫 東京創元社の本は何だか読みたくなる。 …

#21『竜馬がゆく』 司馬遼太郎

最近キンモクセイのいい香りがしております。 秋ですね。もう冬の入り口な気もしますが。 と、話は一転。 アニメ『ゴールデンカムイ』4期のオープニング、すごくハマっております! ーゴールデンカムイオープニング公式ー www.youtube.com どこもかしこもい…

#19『犬はどこだ』 米澤穂信

『犬はどこだ』米澤穂信 東京創元社 お久しぶりになります! ただただ生きていくのって大変難しい。 と、何の脈絡もありませんが、今日はこの本で! 表紙 帯がまたいい <あらすじ>裏表紙より ”開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、た…

表紙か作者か

特に意味はない話を。 なんの脈絡だったか忘れてしまいましたが、確か大学の講義で、 「日本人は表紙で本を選ぶ。外国人は作者で本を選ぶ」と言っていました。 (もしかしたらテレビ番組だったかもですが) 自分に置き換えてみたら、たしかにそうかもしれな…

#18『蜘蛛の糸・杜子春』 芥川龍之介

『蜘蛛の糸・杜子春』芥川龍之介(新潮文庫) ちょうど目線の先の本棚に、本書があったので、今日の本として選びました。 蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫) 作者:芥川 龍之介 新潮社 Amazon <掲載タイトル> ・蜘蛛の糸 ・犬と笛 ・蜜柑 ・魔術 ・杜子春 ・アグ…

#17『クール・キャンディー』 若竹七海

『クール・キャンディー』若竹七海 今日、こちらはポカポカとした天気です。 また夏が顔をのぞかせに来た感じです。 なので、夏のカラットした思い出が閉じこもった作品を取り上げたいと思います。 クール・キャンデー (祥伝社文庫) 作者:若竹 七海 祥伝社 A…

#15『金曜日の本屋さん』 名取佐和子

『金曜日の本屋さん』① 名取佐和子(ハルキ文庫) 『金曜日の本屋さん 夏とサイダー』② 『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』③ 『金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス』④ 今日は金曜日! ということで、少し狙ってみました。 全4巻で完結しております。順番は…

#14『十字屋敷のピエロ』 東野圭吾

『十字屋敷のピエロ』東野圭吾(講談社 1992文庫版) 高校生の時に読みました。 久しく読書をしていなかった高校時代。 急に父が「なんか本読もか」と言い、地元の本屋さんで選び、買い、読みました。 お金がなくて貧乏だけど、衣食住を優先させる方がいいに…

#13『七回死んだ男 新装版』 西澤保彦

『七回死んだ男 新装版』西澤保彦(講談社) 七回死ぬってどういうことだ? 七という数字に何か意味がある? この感じはループものだな?・・・・・・等々タイトルから惹かれて購入しました。 新装版表紙 このころ、購入する本全てがとても面白いという、自分の本…

#12『黒い羊』 LS・ホーカー

『黒い羊』LS・ホーカー タイトルになんとなく興味をもって購入。 最初は不安で積読したこともあったが、途中からハラハラしてきて読んでしまった。 表紙が結構迫力ある。 こわい。 <あらすじ>裏表紙より引用 ”地元ラジオ局のDJとして成功し脚光を浴びてか…

#10『誰かが嘘をついている』 カレン・M・マクマナス

『誰かが嘘をついている』カレン・M・マクマナス(東京創元社) ジュンク堂書店にて、 「あーミステリもの読みたい、今の気分的に海外ものかな、とりあえず東京創元社の棚見よう。それでいて新しい作者と出会いたい。」 とかなんとかブツブツ考えながら、タイ…

#8『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』 辻村深月

『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村美月(講談社) ぐわっ。 浸食されるような読後感。 今まで読んだことのある辻村作品とは一線を画すような新しい作品 (著者の作品は出版順に読んだわけではないので、あくまでも自分が知っているものに限られますが) <あ…

#7『パラダイス・ガーデンの喪失』 若竹七海

『パラダイス・ガーデンの喪失』若竹七海(光文社) くくく(笑) おもしろかったです! 本書はコロナウイルスが世界を席巻した現代が舞台。 くくっと笑える毒と、あらゆる意味で個性的な人々が、勝手気ままに動くユーモラスが絶妙に心地いい。 多分、コロナで…

#6『冷たい校舎の時は止まる』 辻村深月

『冷たい校舎の時は止まる』上・下 辻村深月(講談社) タイトルどういう意味なんだろうか?と手に取った。 で、これが初めての辻村深月との出会いでした。 読み始めたら止まんなくなって、下巻を本屋まで急ぎ自転車で買いに行った思い出。 辻村美月先生デビ…

#4『海の見える街』 畑野智美 

『海の見える街』畑野智美(講談社) ずっと本棚に置いておきたい本の一つです。 図書館の司書さんが主な登場人物の作品。 あと、多分ジブリの『魔女の宅急便』の雰囲気ほんの少しするかも。タイトルにひきづられて。 <あらすじ>(裏表紙より参考) 海の見…

#3『煙か土か食い物』 舞城王太郎

『煙か土か食い物』 舞城王太郎(講談社) くーー。舞城王太郎好きになりたての時に読んで、もっと好きになった作品です。 著者のデビュー作です。 <あらすじ> 文庫本裏表紙のあらすじが全てを表しております。これ以上のことを思いつかない。引用させてい…

#2『クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々』(DU BOOKS)

『クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々』オード・ピコー 訳:大西愛子 ふと図書館で見つけて、読んでみた本。 漫画形式なので、すぐ読めていいなと思い借りました。 <あらすじ> 舞台はフランス。仕事が軌道にのり、結婚を視野にもつ女性…

#1『自由研究には向かない殺人』(東京創元社) 

『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン 訳:服部京子 読みました。 タイトルが読みたい欲をそそるもので、いつか読みたいなと思いながら先延ばし。 このまえ、日本でシリーズ最新刊が出たのをきっかけに購読しました。 <あらすじ> 主人公のピッ…

貴志祐介 き あいうえお読書

前にやっていた企画的な何か。 作者名で感想を記してみるというもの。 いろんな本読んできたかなという驕りがあったゆえ、試してみましたが、撃沈。 でも、まあとりあえず最後まで”ん”(こんな人いるかな?)までやってみたい。 再開 でもって、マンガ作者に…

『希望の糸』 東野圭吾

『希望の糸』東野圭吾(講談社) 待望の加賀刑事シリーズということで、今回はどんな切り口の物語なんだろうかと期待して読みました。 <あらすじ>(裏表紙より引用) 小さな喫茶店を営む女性が殺された。加賀と松宮が捜査するが、手がかりは善人とだけ。一…