#17『クール・キャンディー』 若竹七海
『クール・キャンディー』若竹七海
今日、こちらはポカポカとした天気です。
また夏が顔をのぞかせに来た感じです。
なので、夏のカラットした思い出が閉じこもった作品を取り上げたいと思います。
<あらすじ>BOOKデータベースより引用
「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。
だが、愉しみは儚く消えた。ストーカーに襲われ重体だった兄嫁が他界し、さらに、同時刻にそのストーカーも変死したのだ。しかも、警察は動機充分の兄・良輔を殺人犯として疑っている!はたして兄のアリバイは?渚は人生最悪のシーズンを乗り切れるか。
<感想>
おもしろかったです。
あっという間に読み終わりました。まるで夏休みみたいだ。
読みやすさに加えて、159ページという短さ。
主人公が好きでした。
中学生ながら、目的のために古本屋さんでバイトしたり、自転車こぎまわったり、一生懸命突き進んでいる姿がまぶしい!
物語は、兄の容疑を晴らすため、妹である主人公が、アリバイ探しを行うというもの。
兄のために妹が頑張る、感動物語ではありません。ミステリーなので!
読後は少し温度が下がった気がします。気のせいかな。
おススメ:誰でも。短時間で一冊の本を読み切りたい方
ジャンル:ミステリー、兄妹、青春