#27『ダレン・シャン』 小学生のときに読んでおもしろかった本
ついに12月になってしまいました。
いよいよ冬に突入、そして師走ということを実感しながら気づいたら年明け、なんて毎日になりそうです。
そして今日は、いや明日の早朝、ワールドカップ日本戦ですね。
結果はさておき、楽しみです!
前後脈絡はありませんが、小学4年生のとき、担任の先生がクラスで広めた本があります。それが『ダレン・シャン』①~⑫巻
内容が鮮烈で描写が激しい部分もあり、クラス内では脱落者もいましたが、自分はハマってしまった・・・。新たな世界を魅せてくれた本シリーズは、本を読むことの楽しさを知れた一冊です。いや、ほんと初めてです。集中して時間を忘れるような体験をできたのは。
<内容>
主人公のダレンはどこにでもいる活発な少年。あるサーカス団のチケットを手に入れたことから運命の歯車が狂いだす。親友を救うため人間からヴァンパイアとなった少年にまちうけるものとは・・・。
<感想>
一応児童小説というジャンルなんですが、なかなかなかなかダークな描写が描かれています。でもそれは社会の一面を描いたものともいえ、それによって正しさとは?どうすればいいのだろうか?など考えるきっかけともいえるかも。
主人公の成長を追える楽しさと同時に、ただ前に突き進むのではなく、逃げだすことも多々ある彼に対する共感も多く感じた本書。それだけに二度と会うことのできない別れを描いたシーンでは、すごく心がシンクロし、寂しいとか嫌だとかそんななんともいえない感情を味わえました。小学生のときに読んでからもう何年も経過していますが、色あせない最高に楽しい読書体験でした!
海外小説を初めて読んだのもこの作品。ぜひ子どもも大人も読んでほしいといいたいところですが、まあまあセンセーショナルではあるので、苦手と感じる人もいるかもです。
あーあ、あのときにもどってもう一回ダレンと冒険したいなぁ。
小説は12巻までの内容となっています(文庫)
漫画版も出版されてます。