#25『ぼくが死んだ日』 キャンデス・フレミング
おひさしぶりです!
随分ご無沙汰しておりました。
特に何があった訳でもありませんが、読書は滞ってました。
ふへー。
1カ月で読んだ本はたったの1冊です。
東京創元社の本は何だか読みたくなる。
加えて、ときどき読みたくなっちゃう海外作家の作品も。
そんな折に図書館で選び、読みました。
<内容>
少年少女が、自分が死んでしまった日について、彼ら自身が話をする短編集。幽霊として。
印象的だった部分は最後です。
幽霊となったのち、彼らは誰かに話を聞いてもらいたかった、聞いた後自分たちのことを他の誰かに語ってもらいたかったと話していました。
結構、タコみたいなどでかい生き物や飲み込む鏡とか空想的なものが飛び交う作中で、絶妙にリアルを感じることもできたのは、死という変えることが出来ない事実が描かれていたからなのかなと感じました。
どちらかというと、大人より子供向けな作品だと思います。だからこそ、ファンタジー感のある死の原因と、現実としての死を織り交ぜたのかなとも思いました。
海外作品で感じる読みづらさは少なく、訳者の方が上手いのか、自然に読み切れました。
表紙結構不気味ですよね。味がある。