安寧の遅

なんでも。本・漫画についてが多いです。

#29『少女には向かない職業』 桜庭一樹

少女には向かない職業桜庭一樹東京創元社

 

年の瀬ですね、、、。まだ2022年にいたい!

最近、アルバイトで早朝から出勤することがあるんですが、おそろしく眠たい。

真っ暗ななか自転車をこぎ、今日はどんな恐ろしいことが待ち受けるのかとびくびくしながら、目的地に到着する。そんな生活を過ごしてます。職業選択は慎重に行いたいものです。

ということで、無理やりなつなぎですが、小説『少女には向かない職業』の感想を。

 

大学生のときに読みました。おもしろかったです。

不穏な空気が漂うようなタイトルに惹かれて読み始めました。

よかったです。ときおり中学生の主人公とシンクロしたような感情を味わいました。

現状を変えることができないもどかしさ、そのなかでもそれら全てを一変することができるような魔法の方法。ただ、それを使ってしまってはもう、戻ることが出来ない苦しさ。どうすべきか正解はないのかもしれませんが、やっぱり少女には向かないと感じました。

 

突然ですが、大人の中には子ども心のようなものが残っていると勝手に思っています。完全形態の大人に進化してみたい気持ちもありますが。本書は少女には向かない職業とタイトルづけられていますが、大人でもうまく適応はできないんじゃないかと思いました。自分ならどうするか?逃げちゃうな。

ジャンル:ミステリー、青春?