#3『煙か土か食い物』 舞城王太郎
くーー。舞城王太郎好きになりたての時に読んで、もっと好きになった作品です。
著者のデビュー作です。
<あらすじ>
文庫本裏表紙のあらすじが全てを表しております。これ以上のことを思いつかない。引用させていただきます。(一部)
”腕利きの医師として大活躍中!の主人公のもとに、連続主婦殴打生き埋め事件(文字列強烈)の被害者におふくろが?
ヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!
ということで、故郷に戻った主人公をまつのは、血と暴力に彩られた過去の物語たち。
犯人は誰だろうね。”
っていう感じです。第19回メフィスト賞受賞作でもあるようです。
<感想>
いやぁ。しびれた。タイトルからどんな内容かのわくわくと、怖い感じなのかなという恐怖感も若干あったけど、見て知ってよかったと思った作品でした。
まずは、登場人物が個性的で、主に兄弟家族が出てくる作品なので、ささいなつながりを感じられるところが好きでした。似ている部分を読み拾っていく感覚かな。
タイトルの意味を知れたところでは、自分自身の人生観を考える材料の一つに加わった気がします。
真面目なことを言った気もしますが、全体として狂気と正気がちょうどいいバランスでリズミカルに読めるところがいい。
おススメしたい人:めっちゃ気の合う友達。
ジャンル(キーワード):ミステリー、故郷、家族、兄弟、人生
#2『クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々』(DU BOOKS)
『クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々』オード・ピコー 訳:大西愛子
ふと図書館で見つけて、読んでみた本。
漫画形式なので、すぐ読めていいなと思い借りました。
<あらすじ>
舞台はフランス。仕事が軌道にのり、結婚を視野にもつ女性の等身大の姿が描かれている。結婚・妊娠・中絶・離婚・家族・仕事などなどいろんなキーワードと対峙する主人公を知って、なんか勇気でるかもです。
<感想>
面白かった?というより、参考になった。
フランスという異国の地においても、結婚することや価値観のすり合わせが上手くいかない状態など、根本的な悩みは同じように思えた。加えてフランス固有の悩みも知れてよかった。
ちょうど現在進行形で人生に悩んでいる状態なので、誰かの悩みや人生の歩みを参考にしたい、自分の糧にしたいと思い悩んでいる自分には、かるーく読めて息抜きになったかも。
おススメ:社会人女性
ジャンル:うーん。自己啓発?エッセイ?かなぁ。
#1『自由研究には向かない殺人』(東京創元社)
『自由研究には向かない殺人』ホリー・ジャクソン 訳:服部京子
読みました。
タイトルが読みたい欲をそそるもので、いつか読みたいなと思いながら先延ばし。
このまえ、日本でシリーズ最新刊が出たのをきっかけに購読しました。
<あらすじ>
主人公のピップ(高校生)は自由研究の題材に、自身の町で起きた殺人事件を取り上げる。再調査を自分なりに行うにつれ、浮かび上がってくる新情報。町の常識化とした事件関係者の人物像が、メディアで言われているようなものではないことを知る。加えて主人公の身の回りの人間が容疑者に浮上。そんななか、主人公自身にも危険が忍び寄る・・・。(参考:裏表紙あらすじ)
<感想>(ちょっとネタバレ気になるかもしれません。ご注意を)
全てがきれいにまとまった推理物語だったように思います。
主人公が高校生なので、事件のみに注力を注ぐのではなく、大学試験に向けた小論文を書いたり授業を受けたりと、等身大の高校生像でマルチにタスクをこなしていく姿勢が好きでした。
SNSやテキストメッセージなどに加えて、手帳の内容などがそのまま転記されていて、読者も事件を一緒に推理しているような、主人公とともに解き明かしていくような感覚もありました。
全体を通して暗い雰囲気というよりは風通しのいい感覚があります(解説参照)。個人的には、もう少し裏切りや嫉妬など人間の悪の部分に影響を受けてほしかったけど、これがちょうどいいバランスなのかもしれないとも思いながら読んでました。
おススメ世代:中学生(ちょっとギリ、人による)~
ジャンル:ミステリー、青春、海外
海外小説はちょっと高いんだよねぇ、値段。
次の話も出版されているので、1作目の本書が面白ければ、2作目もいいかも。(自分はまだ読んでないので、よかったら教えてください)
下記にリンク張っております。
校正 通信で 終われるかな?
校正の資格を取得してみたく、日本エディタースクールの通信制を受講しております。
ただ、この9月で終了月なのにもかかわらず、まだまだ課題提出が残っている現状。
これは追加費用を払って、再受講の形が濃厚。。。
でも、一応まだ9月が終わっていないので、出来る限りやってみようとも思っている所存。
ちなみに4~8か月分残ってる形です。
この1カ月で全部終われるとは思えないけど、終われるように挑戦してみよう。
結果はまた10月にでも書き残します。
学習方法
とにかく教科書+その他付随の教材を読む!
よく、「ん?」を繰り返しながら教科書とその他の教材を突き合わせて、分かったような分からないようなの繰り返しです。トホホ
追記:終わらなかったです!
貴志祐介 き あいうえお読書
前にやっていた企画的な何か。
作者名で感想を記してみるというもの。
いろんな本読んできたかなという驕りがあったゆえ、試してみましたが、撃沈。
でも、まあとりあえず最後まで”ん”(こんな人いるかな?)までやってみたい。
再開
でもって、マンガ作者に続けてみたい。
つづきは確か”き”
き・・・。
貴志祐介さんで。
実写化されている作品あり、知っている人も多い気がする。
でも正直ちょっと苦手。暗いイメージとサイコパスな登場人物がめちゃくちゃするイメージが先行してしまう。
『青の炎』は読後も今でも、題材として扱われたテーマを時折考えてしまう程、印象に残っております。別の見方を教えてくれた作品でもあります。
しんどいときのルーティン~その1~
しんどいとかなんかダメだなとか、負の感情が沸いてきたとき、決まって行うこと。
新刊確認
好きな本や漫画の新作がいつかを確認しております。
本は作者さんで検索して、「お、新作でるか!」と内心嬉しんでおります。
でもって、発売日までは生きなければと思い立つようにする感じ。
本当に負の感情に支配されつつあるときは、余裕もなくなって、これをできないこともあるけど。でもほんの少しエネルギーをもらえてます。
でもって昨日(9/1)は米澤穂信氏の文庫版が確かでてたと。
これを書店に買いに行くまで、小さな目標をこなしつつ、楽しみを延長しております。