安寧の遅

なんでも。本・漫画についてが多いです。

あいうえお読書~う~ 歌野晶午

今日は”う”

歌野晶午(うたのしょうご)

密室殺人ゲーム王手飛車取り』(出版社:講談社)で初めて知りました。

これからもっと読んでいきたい作家さんです。

 

<おススメ>

密室殺人ゲーム王手飛車取り

初めて読んだ作品で、かつ一番よかったと思います。(読んだ中でです)

おもしろかった。

もちろん実際にあったらという倫理的な問題はなしで、

ゲーム性と推理と登場人物が癖になる。

「こういうの読みたかったんだなぁ」に的確に答えてくれた作品でした。

もう少ししたら、続きを読もうと思います。

 

<考えさせられる>

葉桜の季節に君を想うということ』(文藝春秋

正直内容は、うーん・・・だった。

あんまし好きではないかも。

ただ、途中で頭の切り替えが必要になる感覚がよかった。

思い込みって、案外強いんだなと感じました。

 

春から夏、やがて冬』(文藝春秋

これは、悲しかった。

お金がない状態で、行動したくてもどうしようもないような暗い雰囲気が

絶妙にページを進ませる要素となったと思う。

あと万引きを一つの題材にしてることがよかった。

とても共感できる。もっと被害の状態を多くの人に知ってもらいたいと思った。

 

以上