安寧の遅

なんでも。本・漫画についてが多いです。

恩田陸 ”お”

今日は”お”ということで、

恩田陸さんで。

恩田さんの作品はたくさん出ているイメージ。

読みたいなと思う作品はいくらもあっても、実際に読んだのはまだ数冊。

 

で、夜のピクニック(出版社:新潮社)が一番よかった。

登場人物と同一化が期待できる作品。

自分は大学生の時に読んだけど、もう少し早く出会っていたかった。

中学生~高校生の時かな。だから読書感想文としてもいいかもね。

 

<おススメ>

夜のピクニック(新潮社)

上でも書いたけど、恩田さんのなかで、一番好きだ(読んだことのある作品で)。

ジャンルは青春。だけど、そうひとくくりするのは少しもったいないような感じ。

登場人物全員が一人の人間の要素として感じられる。

ページが進むのは早いけど、終わってほしくない、まだ歩き続けたい、でも完走したい、、、。そんな感じ。多分読んだ人ならわかってくれるかも?

 

『図書室の海』(新潮社)

短編集。恩田さんの数々の作品の番外編や前日譚的な感じだと思う(多分)。

これは上記『夜のピクニック』の前日譚が載っていた作品。

よかった。『夜のピクニック』が好きなら読んでみるといいかもです。

自分は先にこっちを読みました。

実はこの作品に出会ったきっかけは、『金曜日の本屋さん』(名取佐和子 ハルキ文庫)という作品です。

作中に出てきて、恩田陸を初めて読むきっかけとなりました。

他に六番目の小夜子(新潮社)もここを通して読みました。

短編集として、恩田さんの世界観を知れる作品でもあると思います。

 

<不気味>

『ユージニア』(角川)

まあまあ分厚めの文庫本で読みました。

ミステリーとしても面白いけど、近づき違い不気味さが後味になりました。

 

以上